観賞記~「全裸監督」~映像作品の生存戦略

テレビ放送は無理

映画一本の尺には長すぎ

スターウォーズのように「エピソード××」ってのもどうなの

っていろいろな問題をクリアできるっていうと今後こういうスタイルはますます定着するんだろうなぁ!Netflix

まんまと登録サブスクリプション陥落。ROMAだってそもそもNetflixだったものね。

 

いろいろ物議を醸し出してる当作品。

純粋に面白かったです。作品として。

チームライティングという作り方。丁寧で細部にこだわった作り。これは予算が少ない今の民放では間違いなく無理…。金があり、最近ぶっこんでくるNHKでもさすがに作れない成人な内容。

でもこれは官能作品ではなく、ある時期にある業界を生きた者達の時代を切り取った作品である。

と、制作側も言っている。群像劇とまで言っている。

作り手側がそれを意識しているのはきちんと伝わってくる。なぜかサスペンスでもないのにイッキ見したくなる(笑)

山田孝之にはひれ伏すしかない。完全に村西とおるにしか見えない…

脇役もはまりすぎ、キャラがそれぞれ立っていた。どのキャラがが好きかと言われたら迷うくらい皆好きだ。

見世物、芝居、映画、テレビ…

そしてネット配信。

人々の娯楽は、これからも形を変えていくのだろうなぁ…まさに生存戦略(山田孝之)なのかもしれない。