観賞記~映画「凪待ち」

なんと書いたはいいが下書きのまま(´ω`)

若干?のタイムラグありますが以下。

 

http://nagimachi.com/

ずっと楽しみにしていたわりには、指摘されるまで「凧待ち」だと勘違いしていた映画。

そもそも上映館数が少なめなためか、チケットがすぐに売り切れる。

売り切れる=人気がある=上映期間延びる

と思ってモタモタしてたら、上映回数も減り、慌てて観に行った。

やはり混雑。

こんなに人気なのに、なぜ?やはり公取委の指摘通り?と思いつつ以下感想。

 

もともと白石監督が好きなのだが、自分の中の白石作品ランキングの中では"まぁまぁ"だった。

香取くんはよく頑張った。「よく頑張ったな」とは思うが、残念ながら「すげえな」ではなかった。

これはひとえに今までの彼が重ね重ねてきたキャラクターのせいだ。

頑張ったけど、この一役でこれまでのすべてを払拭できるほどではなかった。

決して今回の演技に不満があったわけではない。今までが明るすぎた影響だ。

ろくでなしの役なんだが、他のろくでなしどもの中では相対的にろくでなし度が低く見えてしまったのだ。

しかも優しい。優しさとダメさは時にみまごうことがあるが、間違いなくマトモに優しい方であった。

本当のクズになれるよう頑張って欲しい。新しい地図の方々はもはやアイドルではない。バイプレイヤー目指し、闇を深めていって欲しい。

敢闘賞はさておき、感想がまぁまぁになってしまった理由は結末が読めてしまったことと、暴力シーンが比較的マイルドだったことだろうか(何を期待してるんだと言われそうだが)。

しかし最近の白石監督は精力的に撮ってるなぁ…。

そのせいなのか、初期に比べて仕上がりにムラがあるような気がしてならない。

好きな監督だからたくさん観たいけど、量産はしないでほしいかな。