観賞記~映画「ROMA」~

Netflix配信でも話題になった

ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞
アカデミー賞受賞映画

「ROMA」観てきました

www.netflix.com

ゼロ・グラビティ」の監督ということと
メキシコの話というくらいの予習で鑑賞。

サービスデイだったこともあり満席で、
ぎりぎりに入ったため1列目しかなく(涙)

以下ネタバレなし感想。

とにかく映像が美しい。
引きの美というのだろうか、自分がその場にいて
傍観している感じのゆっくりとしたカメラワーク。
計算された画面端の見切れ構成。
雑多なシーンも、計算されつくしている。

音声も秀逸。
「雑音がよい」というと変に聞こえるかもしれないが・・

普段私たちは、
音というものを均質に聴いていない。
聞こえる音の中から情報を無意識に選別している。
映画の中のそれは選別を許さないくらい大きくて
後ろに聴こえる犬の声もうるさいくらいのテレビの音も
否応なしに入ってくる。

監督の緻密な構成がよくわかる。
そういえば「ゼロ・グラビティ」も見ていて息が苦しくなったものなぁw

少し長めなのと、監督の半自伝的作品であって
内容は決してスペクタクルではないので
娯楽として考えると評価の分かれる映画かもしれない。

わしは好きです。

配給元がアレなのでアレだけど、
これは本当は映画館で見るべき!な映画。

ところでなんでタイトルがROMAなの?と調べ
フグゥとみぞおちを突かれる!なるほど!

それと、"いろんな意味"でク〇が多い映画です
多すぎだろうよw